バリローチェからエル・カラファテへやって来た。
そして、この町に来て目的だった氷河ツアーに次の日に
行ってきました。
この町にはParque Nacional Glaciaresと言う
国立公園があり、Glaciar(グラシアール)とは、
スペイン語で氷河を意味するので、正式には
氷河国立公園という事になる。
この氷河は、絵のような美しい山々と湖の上に浮かぶ氷河で、
1937年に国立公園に指定され、
1981年にはユネスコの世界遺産に自然遺産として
登録された場所である。
僕らは町からバスで1時間揺られ湖の船着場までやって来た時に、
目の前にはすでに氷河が顔を出していた。
俺は昔、ペルーのワラスという場所で見たことがあるが、
その時は山にある氷河で、こうして湖に浮かんでいる氷河を見るのは
初めてのことである。
なんと言う迫力なのか!氷の島、氷の世界、氷河の島、氷河の世界?
これから、船で対岸に渡り、そこからアイゼンを履いてミニトレッキング、
氷河の上を僕らは歩くことが出来る、もちろんアイゼンを履くのも
初めてなので、今日は何から何まで初めて尽くしだ。
いよいよ船に乗り、出航して僕らはすぐに甲板に出てみると、
目の前には氷河「ペリト・モレノ氷河」が現れていた。
その風景は、ファンタジー映画のようで、絵に描いた様な山、雲はあるが
青空がはっきりと空を青くして、僕らは湖の上を船で進んでいる、
ときおり、流れてくる氷河が船にあたり、少し振動が伝わってくる、
俺は久し振りに子供のように無邪気な気持ちになり、
早く氷河の上を歩いてみたいと胸がわくわくしてきた。
そして、船が対岸へ到着した。
国立公園なのでガイドから島の説明を受け、少しの休憩の後に
僕らは氷河の境目まで森の中を歩いて行った。
ときおり歩いている時に木々の隙間から見える氷河は、
なんて説明して良いのだか、とにかく不思議な光景で、
僕らを探検家のような気分にさせてくれた。
そして、僕らはアイゼンを履いて、約20人位の
ツアーチームでペリト・モレロ氷河に遂に足を踏み入れた。
アイゼンを履いているので滑る事もなく、氷の上もすいすい
歩くことができ、平気で坂も登れる、重くないのでそんなに
苦にもならない、初めてのアイゼン体験だったけど思った以上に
普通に歩くことができた。
そして少し想像と違ったのは、遠くから見える氷河は本当に
真っ白で綺麗に見えるが、近くで見てみると氷河の表面は
思った以上に汚れていて、それは空気の汚れと、僕らが
こうして歩いているので、その時の泥だと思う、
それでも所々に流れている水は本当に水色で、
この流れている水の色がきっと本当に水色だろうと思うほど
綺麗な色をして氷河の上を流れていた。
道はガイドが所々削ってくれたりして、歩く道を作ってくれて、
色んな場所へ僕らを連れて行ったくれた。
大きな穴、割れ目、氷の上、
そして最後は300年くらい前に出来た氷河で作ってくれた
究極のウイスキーロック、
それをツアー団体みんなで乾杯をして所要2時間弱の
氷河トレッキングは終了した。
その後は氷河を見ながら昼食を食べた。
昼食といっても各自で用意するので、僕らは昨日の晩に
作っていたおにぎりを食べながら氷河を眺めていた、
その時に氷河が崩落する所を見てみたかったが、
僕らが見れたのは、ほんの小さな崩落で、運が良ければ、
ビルが崩れ落ちるぐらいの大迫力の崩落が見えたらしい。
それでも小さい崩落が見れたので良しとして、
また船に乗り込み、今回は氷河の傍を船が走ってくれ、
僕らを対岸まで運んでくれた。
時折どこか遠くで、大きな崩壊をしている音が鳴り響いていたが、
それを一度も目撃する事は出来なかった。
そして、僕らは再びバスに乗り込み、この氷河が一番良く見渡せる
場所へ向かって行った。
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