海軍基地内にあった元監獄が、半分は当時の様子を、
残りの半分はアトリエとして絵が展示されている場所へ
行って来た。
ウスアイアに最初に囚人が送り込まれたのが1896年、
1920年に監獄が建設され、一般の犯罪者や政治犯など
多い時には600人を超す囚人が居たという。
当時のことを考えると、コンクリートに包まれたこの監獄は
いかに極寒で辛かったはずかが想像できる。
建物は大きな丸の部屋を中心に半径上から4つの部屋が
伸びていて、その一棟、一棟は2階建てで両側に監房が
ずらりと並び、中央がふきぬけになっている。
少しだけ大きい部屋や、ものすごく小さな部屋、その突き当りには
共同トイレ、シャワーがあって、初めて見た監獄はまさに映画で見た
監獄と同じようにあった。
アトリエの方は監獄をそのまま使い、
全体的に白いペンキで壁は綺麗に塗られていて、監房の一つ一つが
展示室になっていて、何枚かの絵がその監房に飾られている。
絵に関しては何人ものアーティストの絵があり、風景画から
サイケデリックな絵までたくさんの絵が飾られていて、
見ごたえ十分だった。
「監獄とアトリエ」
ある意味ミスマッチだけど、ひょっとすると、どこか繋がる何かがあり、
それを考えてこの場所を作ったとしたら、その人は
ものすごいアーティストなのかもしれない。
本当ならば、この監獄の中にある、囚人服を着ながら働いている
というカフェバーでお茶でもしたかったけど、残念ながら開いてなく、
まあ、初めて監獄を見れたことだし、けっこう楽しかったです。
日本に帰ったら網走刑務所でも一度見に行って見たくなりましたよ。
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