2009-01-11

TANGOの世界

アルゼンチンと言えば、肉とワインですが、
それ以外にも有名と言えばアルゼンチンタンゴです。
僕らはキューバで見たバレエが思った以上に楽しく、
今回ここブエノスアイレスでもかなり楽しみにしてきました。

街中を歩いていても、観光客目当てに踊っている人達や、
とにかくたくさんのタンゲリーアがこの街にはあり、
高級なタンゲリーアから大衆的なタンゲリーアまで、
僕らは行かなかったがウォンカーウェィーの映画
「ブエノスアイレス」で使われたタンゲリーア
「Bar Sur」もありました。

せっかく本場のアルゼンチンタンゴが観れるのなら、
僕らは一番高級なタンゲリーアに行きたくて、
最も評判の良かった「La Ventana」に行ってきました。
正規にチケットを買うと270peso/8500円位しますが、
僕らは裏技の金券ショップで購入したので170peso/5500円で
コース付飲み放題とかなりお得で購入しました。



とにかく高級タンゲリーア店なので、店自体かなりしっかりしていて、
店内はモダンな作りだけど、すごくゴージャス感があり、
厳しくはなかったけど、しっかりとドレスコートまであった。
そして、どんなお客が観に来るのかなと思っていたが、
そこは予想通り、ツアーバスが店の前に止まり、
そこから年配の欧米人達がたくさん降りてきた。

入り口にはスーツを着た黒人の案内人が立っていて、
英語で僕達を案内してくれ、その時からこの笑顔に親切さ、
ここは素晴らしいタンゲリーアだと予感させてくれ、
日本のBlue Noteと同じレベルくらいしっかりとした
雰囲気があった。

階段を下りて席に座ると、まずはメニューが渡され、
サラダ、メイン、デザートと何種類ある中から一つずつ
選び、飲み物はビール、ワイン、コーラー、水と、
全て飲み放題で、僕らは赤ワインと水を頼み、
初めてのタンゲリーアで乾杯をした。

たぶんこのクラスでの食事は旅はじまって以来のことで、
テーブルマナーに少し戸惑いながらも、新婚旅行らしいことに、
二人して嬉しくなり、ずっと笑いながら旅の話や、昔話ををして、
久し振りに楽しい二人だけの時間の食事をした。

そして待ちに待ったショーの時間が始まった。



僕らは全くと言ってタンゴについて知らなかったが、
タンゴの世界を目の前にして、言葉を失ってしまった・・・

音楽と踊りで広がる世界は、19世紀のヨーロッパをイメージさせ、
妖艶に踊る女性が魅せ、
男性がサポートして女性を輝かせるタンゴは
とにかく美しいの一言、僕らはすぐさまその世界に
飲み込まれてしまった。

それ以外にもフォルクローレや歌、パフォーマンス、
すべてのレベルがプロ級で、2時間弱の時間は
飽きることなくあっという間に過ぎてしまった。

僕らは食事をしていた時に約束した、
日本に帰ったら、お祝い事や記念日に今まで廻った国の
お店で食事をして祝おうと言っていたが、
日本に帰ってもタンゴをまた見てみたいと思い、
エンターテイメントでこれだけ満足して出てきたのは
今回の旅で初めての気がした。

そうそう一つ思ったのは団子三兄弟のあの曲は、
きっとタンゴと団子をかけて作ったのだと思う、
たまにタンゴで流れていた曲が団子三兄弟に
聞こえてしょうがなかった。


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