2008-11-29

by Train


ラパスから3時間バスに乗ってオルーロにやって来た。
この場所は南米三大祭の一つがある町、
ブラジルのリオのカーニバル、ペルーのインティ・ライミ、
ボリビアのオルーロのカーニバル、
僕らはここから列車に乗って南米のもう一つのハイライト
ウユニ塩湖へ向かった。

値段もバス移動と差ほど変わらず、列車も思った以上に
快適で、ほとんどがツーリストで外の景色を楽しみながら
15時半発、22時着の7時間半移動で、各車両にテレビも
有り、乗っていた間ずっと映画が流れていた。




夕暮れ時に僕らは食堂に行った。
夕陽を沈むのを眺めるために、
荒れ果てた荒野に沈む夕陽は何も語らずに
何も映し出さず、ただただ当たり前のように
地平線の彼方に沈んでいった。

その沈んだ後に通った町はまさに光も無く、
人影もほんのわずか数人で、家路へ戻るために
急いでいるのか、きっとあと数分で暗闇に包まれ
この町の一日が終わるのだろう、
僕らはその風景を列車の中から眺めていた。

空は太陽が沈んだ所の明るさだけ残り、
その周りは徐々に徐々に暗闇に包まれ、
オレンジから青、そして真っ黒な暗闇へて
変わっていく、絵に描いたような幻想的な世界、
気がつけば暗闇の中を列車が走っていた。

俺はなぜかすごく寂しい気分になっていた。
なぜか分からないけど、
とにかく寂しすぎる、いくつかの町を見て
悲しい気持ちになったのか?
太陽の沈んだ後のあの幻想的な景色を見たからなのか、
あまりにも列車の中の世界と外の世界が違いすぎたからか、

そして22時過ぎにはウユニの町に着いた。



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