一泊朝食付き(バス、トイレ付き)で100b/1400円と
少々値段は高いが、せっかくティティカカ湖に泊まるので
僕らは奮発してこの宿に泊まることに決めた。
宿は山頂にあり、ここから朝日と夕日を両方眺めることが
でき、最高のロケーションで、部屋もかなり綺麗で
寒い夜もこの布団なら過ごすことができる。
太陽の島はインカの初代皇帝マンコ・カパックが
降り立った聖なる地と伝えられる島でインカ帝国も
この島から始まったとされている。
それ以外にも近くに月の島があり、その島も聖なる島と
拝められている。
ちなみに標高は3890mと富士山より高く、
島じゅう段々畑で覆われ、ジャガイモやアンデス産物
穀物のキヌア、豆が作られている。
そして夕暮れが始まるにつれ、下の階のレストランに
白人達が集まり、僕らは部屋の前の場所にイスを置き
ティティカカ湖に沈み始める夕焼けをただ何も考えずに
眺めていた。最高の時間とはこういう事なのか、
ティティカカ湖とそれを囲む山々と遥かかなたに沈む太陽、
それだけしかない風景はそれ以上何も必要としていなかった。
「SIMPLE IS BEST」
そして太陽が沈み終わると、僕らの後ろには今度は満月が
顔を出していた。
こうして素晴らしい景色を見れる最高に贅沢な時間が過ごせる
こと、改めて二人で旅に出てよかった、この景色に出逢えて
良かった、出てくる言葉は「ありがとう」、すべてにありがとう。
その晩は、宿は違うけどみんなで集まり、夕食を食べ、
ワインを飲んで、ほろ酔い気分でティティカカ湖に浮かぶ
太陽の島でゆっくりと眠りについた。
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