アルゼンチンと言えば、肉とワインですが、それ以外にも有名と言えばアルゼンチンタンゴです。
僕らはキューバで見たバレエが思った以上に楽しく、
今回ここブエノスアイレスでもかなり楽しみにしてきました。
街中を歩いていても、観光客目当てに踊っている人達や、
とにかくたくさんのタンゲリーアがこの街にはあり、
高級なタンゲリーアから大衆的なタンゲリーアまで、
僕らは行かなかったがウォンカーウェィーの映画
「ブエノスアイレス」で使われたタンゲリーア
「Bar Sur」もありました。
せっかく本場のアルゼンチンタンゴが観れるのなら、
僕らは一番高級なタンゲリーアに行きたくて、
最も評判の良かった「La Ventana」に行ってきました。
正規にチケットを買うと270peso/8500円位しますが、
僕らは裏技の金券ショップで購入したので170peso/5500円で
コース付飲み放題とかなりお得で購入しました。


とにかく高級タンゲリーア店なので、店自体かなりしっかりしていて、店内はモダンな作りだけど、すごくゴージャス感があり、
厳しくはなかったけど、しっかりとドレスコートまであった。
そして、どんなお客が観に来るのかなと思っていたが、
そこは予想通り、ツアーバスが店の前に止まり、
そこから年配の欧米人達がたくさん降りてきた。
入り口にはスーツを着た黒人の案内人が立っていて、
英語で僕達を案内してくれ、その時からこの笑顔に親切さ、
ここは素晴らしいタンゲリーアだと予感させてくれ、
日本のBlue Noteと同じレベルくらいしっかりとした
雰囲気があった。
階段を下りて席に座ると、まずはメニューが渡され、
サラダ、メイン、デザートと何種類ある中から一つずつ
選び、飲み物はビール、ワイン、コーラー、水と、
全て飲み放題で、僕らは赤ワインと水を頼み、
初めてのタンゲリーアで乾杯をした。
たぶんこのクラスでの食事は旅はじまって以来のことで、
テーブルマナーに少し戸惑いながらも、新婚旅行らしいことに、
二人して嬉しくなり、ずっと笑いながら旅の話や、昔話ををして、
久し振りに楽しい二人だけの時間の食事をした。
そして待ちに待ったショーの時間が始まった。


僕らは全くと言ってタンゴについて知らなかったが、タンゴの世界を目の前にして、言葉を失ってしまった・・・
音楽と踊りで広がる世界は、19世紀のヨーロッパをイメージさせ、
妖艶に踊る女性が魅せ、
男性がサポートして女性を輝かせるタンゴは
とにかく美しいの一言、僕らはすぐさまその世界に
飲み込まれてしまった。
それ以外にもフォルクローレや歌、パフォーマンス、
すべてのレベルがプロ級で、2時間弱の時間は
飽きることなくあっという間に過ぎてしまった。
僕らは食事をしていた時に約束した、日本に帰ったら、お祝い事や記念日に今まで廻った国の
お店で食事をして祝おうと言っていたが、
日本に帰ってもタンゴをまた見てみたいと思い、
エンターテイメントでこれだけ満足して出てきたのは
今回の旅で初めての気がした。
そうそう一つ思ったのは団子三兄弟のあの曲は、
きっとタンゴと団子をかけて作ったのだと思う、
たまにタンゴで流れていた曲が団子三兄弟に
聞こえてしょうがなかった。

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