2009-02-14

”Trancoso"

リオデジャネイロからバイーヤー州にある、トランコーゾへ僕らはやって来た。
移動時間は19時間のいつも通りのバス移動になるはずだったが、
ターミナルで僕らの乗るバスを見て久し振りに驚いてしまった。南米に入り
バスのグレードは問題なく快適に過ごしていたが、今回僕らの乗るバスは
あきらかにメキシコで乗っていた2等バスに近く、空調も無く、座席の広さも
明らかに狭く感じた。値段だって南米では一番高いお金を払っているので、
せめてバスのグレードくらいは「しっかりとして欲しい」と、麻実子と二人して
思ってしまった。ほぼ満員状態のバスは久し振りに窓を全開にしての移動に
なったが、夜風は気持ち良くぐっすりと眠ることが出来た。そしてバスは
14時過ぎの一番暑い時間にポルト・セグーロへ着いた。
僕らはさらにコレクティーボに乗り、町の外れにある河口へ向かい、
そこから船で対岸へ渡って、再びバスに乗って51km離れた場所にある
トランコーゾに到着した。宿は偶然出逢ったアルゼンチン人の紹介で、
アルゼンチン人が経営している宿へ行き、僕らは他の宿は見ずに、
一軒目で宿を決めた。理由は人が良く、喋れないポルトガル語より、
少し喋れるスペイン語が快適で、6日間泊まると言う約束で二人で朝食
付きの70R/2800円にしてくれたからです。
キッチン、リビング、寝室(A/C)、ハンモックがあり、全て部屋が一棟ずつ
で、毎日ベッドメイキングが入ります。宿には僕ら以外にはチリ人のご年配
の夫婦とブラジル人の夫婦が泊まっていて、僕らのような旅行者は泊まって
いませんでした。(笑)
トランコーゾは数年前に終わってしまったと言うことを聞いていたが、
僕らからしたら、ここはパラダイスですよ。

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