2008-10-09
長寿の村ビルカバンバ
エクアドル、第三の都市クエンカからアンデス山脈を走り、
ガイドブックにはほとんど情報が載っていなかった村
ビルカバンバへやって来た。
ここはエクアドルで長寿の村として知られ、
標高も1500メートルと、キト、クエンカに比べて
低い位置にあり、気候も春らしく暖かく、
100歳を越える、お年寄りが多く住んでいることで
有名な村だ。
僕らが着いた時は夕暮れ時で、
山々に囲まれた、本当に小さくて閑散とした村に感じた。
宿は安宿からホテルまでいくつかあり、、
郊外には、僕らは値段が高くて泊まれなかったが、
山の中腹にホテル?ロッジが存在して、
レストランからスパ、マッサージまで出来るという、
ロッジもあった。
ビルカバンバはゆっくりするにはとても良い村だ。
村の中心を散歩しても20分くらいで、
家の前にはベンチやイスが置いてあり、
最初は気づかなかったけど、よくよく考えると
お年寄り達が昼間に座っている光景を良く見かけた。
そして、思っていたより若者も住んでいて、、
子供から大人まで、みんな仲良さそうにしているのが、
伝わってくる。
昼間はイスにお年寄りが座り、若者達は立ち話しをして、
夜になると、セントロの周りに青年、大人達が集まり、
何を話しているのか分からないけど、色んな場所で
そんな光景を見かけた。
正直に言うと、何もない村だ、
遊ぶ所は何も無い。
Barもきっとツーリスト向けの値段設定なので
村人たちには行けず、
あるものと言えば村を囲んでいる山々だけだ。
それでも村は存在して、みんな生きている、
子供からお年寄りまで、
みんなが親切で、とても良い顔をしていた。
僕らはビルカバンバで4泊して、
ゆっくりとした時間を過ごした。
僕らは何かをするのではなく、
毎日村を散歩したり、読書したり、
麻実子は編み物をしたり、
ただ、宿のベランダから景色を眺めていたり、
もちろん、洗濯したり、ご飯を食べに行ったりもしたが、
出来るだけ、村人たちと、お年寄り達と
同じ時間で4日間を過ごした。
きっとこういう時間の使い方が、歳をとってからしか出来ない
贅沢な時間の楽しみ方だと思う。
僕らはゆっくりと贅沢な時間を楽しんだ。
日本に居ると、休みの時も何かしらに追われ、
時間を贅沢に使う事は、年に何日かしか出来ないけど、
こうして旅をしていると、
時間の流れをゆっくりと感じることが出来る。
「旅は毎日がローソクの火を見ているよう」
俺の大好きな旅人で、鉄さんという人が言っていた言葉だ。
時間がゆっくり流れ、耳を澄ませば自然の音が聴こえてくる。
鶏の声で目を覚まし、
子供たちの声が聞こえてきて、
一日の始まり、
色んな音が聞こえ、
今日と言う一日がそこにある。
エクアドルで1ヶ月過ごし、
本格的に南米突入の準備は出来た。
次はペルーへ向かいます。
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1 件のコメント:
お世話になります
日本テレビで「ネプ&イモトの世界番付」の川野辺と申します。
世界の情報をご紹介するテレビ番組を制作しておりますが、番組でエクアドルをご紹介したいと考ており、
アメリカ人が老後に住みたい国ランキング1位がエクアドルという紹介をする際にエクアドルの老人が写っているお写真を使用したく、もし可能でしたらお写真をお貸しいただけますでしょうか。
ご多用のところ大変恐縮ですが何卒ご検討いただけましたら幸いです。
宜しくお願い致します。
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