2008-10-05

Santa Ana de los Rios de Cuenca


アンデス山脈の谷間、標高2600メートルの高地にある
エクアドル第三の都市、サンタ・アナ・ロス・リオス・クエンカ。

僕らはバーニョスからリオバンバへ行き、そこで乗り換えクエンカへ
向かった。時間では8時間のバス移動、久し振りの
アンデス山脈を走るルートは中米とは違い、スケールのでかさを
この身で感じ、いよいよ始まった南米アンデス縦断の大きさを
魅せつけられた。

空の青さ、雲の動き、空気の冷たさ、空に近づいた感じ、
これがアンデスから出ている命なのか、これから続くアンデスを
想像するだけで僕らは鳥肌が立ち、地球の鼓動を感じた。

そして気が付けば夕暮れ時になり、
僕らは、先住民が周りに住んでいる都市クエンカに、
19時ごろ到着した。




バスのターミナルで、宿をどうするかみんなで決めていたら、
ちょうど、一人の男性に声をかけられた。

一泊6ドル、共同キッチン、共同シャワー、僕らも2泊だけなので、
とりあえずバス移動の疲れと、お腹が空いていたので、
その男性の宿へ泊まる事にした。





翌朝、街に出てみると、夜見た感じとは違い、雰囲気の良い街で
明らかにキトとは違う空気が流れていた。

僕らは2日間、ひたすら街を散歩した。

情報はゼロ、一つだけ情報で、日本人の元医者?が経営している
喫茶店があると言うので、そこで情報を聞こうとして、行ってみたが、
休みだったのか閉店したのか、店は営業しておらず、結局情報は
ゼロのまま、僕らは2日間街プラを楽しんだ。

エクアドルと言われれば、間違えなく、ここはエクアドル第三の都市、
でも、この街は危険な感じもせずに、人も良く、街も全体的に綺麗で
久し振りに大きな街でゆっくりした時間が流れていた。

街を歩けば民族衣装を着た先住民とすれ違い、
お洒落なカフェがあればカジュアルな服屋もあり、
沢山のレストランから電気屋、もちろんメルカド(市場)、
全てがそろっている街、クエンカで、この街で育った人達は
きっとこの街を愛し、他の街へは行かずに、ここで生涯を
過ごすのかと感じた街だった。

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